ビジネスに役立つインド情報

インドに関心がある方、インド進出を検討している企業担当者、必見!
知っておくとタメになる「インドの豆知識」、ビジネスに役立つ最新インド情報をお届けします!

知りたい話題、代わりに調べてブログ公開します! リクエスト受付中☆

2019年10月

映画「ホテル・ムンバイ」

 インドとイスラム過激派との関係性を住民の一人として追体験でき、またインド滞在中のビジネスマンなら、どう安全を確保するかシミュレーションする見方もできる傑作です。
インド進出企業の安全管理担当者も必見です!

 襲撃の対象の1つとなったナリマン地区にあるトライデント・ホテルには、襲撃10年目の日に私・用賀も宿泊しており、犠牲者を弔う献花台には、当日数多くのロウソクがともされていて、私もロウソクを捧げました。インドにしばしば訪れる用賀にとっては、自分の身にも降りかかりうる事件だけに、とても他人事とは思えず、食い入るようにスクリーンを見ていました。

9/27(金) TOHOシネマズ 日比谷 他 全国ロードショー
HotelMumbai
© 2018 HOTEL MUMBAI PTY LTD, SCREEN AUSTRALIA, SOUTH AUSTRALIAN FILM CORPORATION, ADELAIDE FILM FESTIVAL AND SCREENWEST INC

2008年、インドの五つ星ホテルで起きた無差別テロ。
惨状と化した“楽園”を救った、“五つ星”の勇気とは?
『ボーダーライン』製作陣が放つ、衝撃と感動の《実話》

INTRODUCTION
2008年インドの商都ムンバイでイスラム武装勢力による同時多発テロが発生。歴史あるタージマハル・パレス・ホテルが燃え盛る映像は世界を震撼させた。だがホテルに3日間閉じ込められた500人以上の人質は、その多くが生還を果たした。そこにはプロとしての誇りをかけて、宿泊客を救おうとしたホテルマン達の知られざる真実の物語が存在したー。『ボーダーライン』の製作陣が放つ、リアルに迫りくる映像、決して折れない登場人物たちの強き信念に、観る者は、恐れ、怒り、哀しみ、そして最後にはこの上ない希望に包まれる。

監督を務めるのは、これまで短編映画で世界的評価を得ているオーストラリア出身のアンソニー・マラス。本作が長編初監督作品にしてトロント国際映画祭正式出品作に選出されるほか、世界各国で映画賞を獲得。ヴァラエティ誌が選ぶ「2018年注目すべき映画監督10人」にも選ばれる今最も注目を集める新進気鋭の監督だ。極限の状況下、胸をえぐられるような事実を丹念に描き出し、悲劇の中にも、光り輝く人間性が存在することを証明する奇跡の感動作が9月27日(金)に公開される。

STORY
2008年11月26日。インドの五つ星ホテルがテロリストに占拠される。人質は、500人の宿泊客と従業員。特殊部隊の到着は数日後。宿泊客を逃がすため、ホテルに残った従業員たち。部屋に取り残された赤ん坊を救うため、銃弾の中を行く父と母。これは「誇り」と「愛」を懸けた、3日間の脱出劇。極限の状況下で、人はこんなにも人を想えるのか―。

お受験コメディ映画「ヒンディー・ミディアム」

intro
インド教育事情を如実に表したインド映画がやってきた。ヒンディー・ミディアムだ。
私がインドに行った際に驚いたのは、英語で授業が行われる「イングリッシュ・ミディアム」のニューデリーのある私立学校では、「インドの東大」ともいわれるデリー大学になんと7割もの学生が合格していたという事実だった。

その秘密は、大学入試の問題が英語で出されているということにあった。
小中高12年間を英語で過ごす学生たちと、ヒンディー語で過ごす学生たちとでは、入試で格段の差がつく。ある意味、小中高を英語で普通に過ごすだけで、大学合格が約束される。さらに国家公務員や待遇の良い大企業での試験も、もちろん英語で、インド人の思い描く「輝かしい未来」が待ち受けているわけだ。

こうした中で、いま英語で授業が行われる私立学校への入学希望者はうなぎのぼりで、入学のためには、なりふりかまわないインドの家族の現状を、この映画「ヒンディー・ミディアム」では皮肉たっぷりに描いている。

以下、公式HP(http://hindi-medium.jp/)より、あらすじ。

インド・デリーに住むミドルクラスの夫婦ラージ(イルファーン・カーン)とミータ(サバー・カマル)は、衣料品店の経営で成功を収めているが、妻のミータは学歴コンプレックス。教育は社会的地位を向上させ、運命を変えると強く信じて疑わない。一人娘のピアに、よりよい人生を歩んで欲しいと願い、富裕層向けの有名校に進学させることにした。娘が上流社会入りできるよう、両親は娘と共にお受験クラスで面接のノウハウや試験のコツを学び、高級住宅地へ引っ越して富裕層のふりまでして必死に受験を迎えるが、なんと結果は全滅。落胆する2人だったが、とある有名校が低所得者層のための入学枠を設けているという情報が舞い込む。わらをも掴む思いの彼らは、下流層が暮らす地区に家を借りて貧乏を装い、ついには不正行為も辞さず、有名校の低所得者層枠での入学を試みる。夫婦は愛する娘のためにあらゆる手を尽くすし、お受験戦争はどんどんエスカレートしていくが・・・!?

ヒンディーミディアム(HINDI MEDIUM)とは?
インドで“ヒンディー語で授業を行う公立学校”のことを指す。対して、英語で授業を行う私立の名門校は“English Medium”とされ、英語は、現代インドでよい仕事を得るための必須スキルとされ、教育の質を測る上で重要視されている。本作は、インドで実際にあった父親が学位しか持っていなかったため娘の入学を拒否されたという驚愕の出来事をもとに、ラージとミータと同じように高等教育を受けることができなかった親達への丁寧なヒアリングを経て制作された。

【新刊案内】新インド入門:生活と統計からのアプローチ


GDPや人口構成、識字率や大学進学率などの統計データと、社会的事件や流行を突き合わせることで浮かび上がる大国インドの姿。

ユニクロ、インド初進出!

10月4日、ユニクロはインド初の店舗「ユニクロ アンビエンスモール・バサントクンジ店」をデリーにオープンした。
20191004_img1

ファーストリテイリングの柳井正・代表取締役会長兼社長は、「ファーストリテイリングは、インドでの出店を長い間心待ちにしていました。昨年末、ユニクロインドにおいて人材採用をスタートし、インドの若い人たちの並外れた才能、野心、そして勤勉さに大変感銘を受けました。ユニクロでは、インド1号店のオープンを機に、インド特有の文化と伝統を取り入れたより革新的な商品をお客様に提供してまいります。そして今後、インドの経済発展に貢献していきたいと考えています」とコメントした。

インドの女性デザイナーリナ・シン氏を起用してインドらしさを品ぞろえに加えた女性向け「クルタ・コレクション」が大きな特徴だ。クルタは、南アジアの多くの地域で着用されている膝丈でルーズで眺めの襟なしシャツのこと。パンジャブ地方では、男性の正装だが、インドでは形を変え、女性たちが好んで身に着けている。クルタのルーツは、中央アジアの遊牧民族の衣装で、モンゴルの民族衣装やチャイナドレス(満州族の民族衣装・旗袍)と同じだという。見比べると、確かに似ているように見えてくる。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/lifewear-magazine/kurta.html

ユニクロインドは、ニューデリーでDLFアベニュー・サケット、DLFサイバー・ハブに2店舗を年内にオープンする予定。
■公式リリース https://www.uniqlo.com/jp/corp/pressrelease/2019/10/19100415_uqindia.html
■関連リンク ユニクロインドウェブサイト:www.uniqlo.com/in
ユニクロインド公式フェイスブックのリンク先:https://www.facebook.com/uniqloin
ユニクロインド公式インスタグラムのリンク先:https://www.instagram.com/uniqloin/
ユニクロインド公式ツイッターのリンク先:https://twitter.com/uniqloin

インドを知る基本の100冊

インドでの円滑なビジネスのためには、民族、文化、宗教など、多面的なインドの姿を知ることが役に立ちます。そのための厳選した100冊をご紹介していきます。(随時更新中)


インドのことがマンガで3時間でわかる本


※このブログの内容は上記の本からの引用を含みます。
プロフィール

用賀真人

経営コンサルタント(中小企業診断士)、ジャーナリスト。東急・田園都市線沿線在住。インドの連邦公用語ヒンディー語と中国語使いで、ビジネスとヨガをこよなく愛す。
ブログ内容は、個人の見解で、所属組織とは無関係です。

メッセージ

名前
メール
本文
読者登録
LINE読者登録QRコード
RSS