【今日のフレーズ】
  アサクサ  トーキョー   メン  ヘー 
Asakusa Tokyo men he.    
  浅草は    東京  (の中)に あります 

超カンタン! 文の作り方

今回は、ヒンディー語の「てにをは」です。 
ヒンディー語にも、日本語の助詞「てにをは」と同じ働きをする単語があります。
上の例では、「men」が「~で、~の中に」という意味の「助詞」です。
この「助詞」は、専門的には「後置詞」と呼びます。
重要な助詞をマスターすると、ヒンディー語が急にわかりやすくなります。 
表にまとめました。
ko(人)~にको
(モノ)~を
bhī~もभी
par~の上にपर
se~から、~よりसे
~で(手段)
~に(会う、言う)
tak~までतक
men~で(場所)
~に(場所)
में
or (aur)~とऔर

ヒンディー語では、主語を示す助詞「は」「が」がない代わりに、
主語の後に少しポーズを置いて話すことで、主語であることを強調して話します。 

さらに重要な助詞に、「~の」という所有や所属を表す助詞kakeがあります。
kakeは、後ろに来る単語が、男性名詞か女性名詞か、
単数か複数かによって、以下のようにどれを使うかが変わります。 

ka+男性名詞・単数ke +男性名詞・複数
+女性名詞・単数+女性名詞・複数

言ってみよう!

今回習った単語を使って、次の文を作りましょう。
1)デリーからイスラマバードまで700kmです。
2)浅草は、東京にあります。
3)ラジオをインターネットでも聞きます。


言ってみよう!の答え
1)Delhi se Islamabad tak 700 kilomītar he.
2)Asakusa Tokyo men he.
3)[Radio] ko internet par bhi suntā he.

この課では、単語1語の助詞を学びましたが、
この単語を使った熟語は、言葉の表現の幅を非常に広げます。

「助詞の複合表現」でさらなる使い方を学びます。

さらにもうワンポイント

後ろに助詞が来ると姿を変える名詞
以前習ったbetā息子のように、
語尾が男女・単複で変化する名詞は、
助詞が後ろに来ると形が変わります。(後置格ともいいます)
betāからāを取った語根betを基本に以下のようになります。

男性・単数 語根+e  betā+ko →bete ko 息子を
男性・複数 語根+on  bete+ko →beton ko 息子たちを
女性・単数 語根+ī (変化なし) betī+ko →betī ko 娘を
女性・複数 語根+iyon betiyān+ko →betiyon ko 娘たちを
           
こうした名詞を修飾する形容詞も同じように変化します。
(例)acchā→acche 

それ以外の名詞は、複数のみ後ろに-onをつける変化をします。
(例)店主を 単数malik→malik ko  複数malik→malikon ko